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蔵のご案内

方針

基本に忠実に、
手造りにこだわる

良い水を使い、良い米を使い、そして基本に忠実な良い造りをする。こうしてできたあたりまえに良い酒を、お客様にあたりまえに楽しんで頂きたいと考えております。
小さな蔵でこそできることを大事にし、原料処理は全量限定吸水、麹は全量箱麹による手造り。目が行き届いた確かな酒造りのために、仕込みの単位は、均一な温度管理の可能な1500kgまでとしております。

環境

奥信濃の自然に
恵まれて

長野県の北の端、奥信濃・飯山の旧町内に当蔵はあります。冬は2mをこえる積雪のある豪雪地帯であり、酒造りは雪におおわれた蔵のなかで行われます。造り水は15kmほどさらに北へ向かった水尾山の湧水を運搬し、仕込みの全量に使用しています。雪国・飯山の趣向を良く知る地元の社員・蔵人によって、年間約700石を生産します。まさしく奥信濃の自然の恵みによって酒が造り出されます。

杜氏と蔵人

地元・飯山杜氏と
蔵人たち

酒造りの基本は、麹と酵母という生き物を相手にする仕事です。基本に忠実な酒造りを行うには、造り期間中、生活を共にした酒造りを行わなければなりません。ゆえに、あたりまえの酒造りは生活を共にできる人によって造られるべきだと考えます。地元・飯山杜氏と蔵から車で15分ほどの近くに住む社員・蔵人たちが協力して早朝・深夜の作業をこなし、酒を醸しています。

仕込み水

酒の名を
冠する名水

仕込水は全量、隣村の野沢温泉村 「水尾山」のふもとより湧き出る天然水をトラックで運搬して使います。「水尾」という名には水の源という意味があると言います。その名の通り、一年を通して豊富に湧き出る水は、飲んで甘さと透明感を感じるまさに名水です。当蔵の製品はこの水ならではの特長を生かし、香り・味ともに良質で、しかも残らない後切れの良い味わいを実現しております。

原料米

良質な
長野県産米

原料米に用いるのは長野県の開発品種である「ひとごこち」と、全国的に希少品種でかつ高品質で知られる地元・木島平村発祥の「金紋錦」です。「ひとごこち」は地元・飯山市の契約栽培米で、大粒で品質が高く、太い香りと膨らみのある味わいに仕上がります。「金紋錦」は木島平村の契約栽培米で、独特な深みとふくらみ、幅のある味わいと香りを持ち、熟成によりさらなる複雑な旨みを醸します。

土地の味

個性ある
地酒を醸す

原料米は長野県産の酒造好適米を100%使用し、その約95%が蔵から5km圏内で栽培される契約米です。仕込み水には蔵から15kmほど北に位置する隣接の野沢温泉村にある水尾山の湧水を用います。その根幹には「ここでなければ造れないものを造る」というポリシーがあります。わたしたちは、これからもこの土地の恵みをこの地に生きる人が醸す、個性ある味わいの地酒を発信し続けていきます。